アラスカ デナリ~フェアバンクス
清岡 記



【概要】 
2018
91日から10日まで、高木さんの発案でアラスカに行ってきました。当初は、レンタカーでとの案もありましたが、運転に自信がないこともあり、鉄道利用となりました。交通機関や宿の予約は高木さん、中野さんに行っていただき、中野さんには、先発して、いろいろ現地で準備を行っていただきました。一番期待したオーロラはかすかしか見られませんでしたが、私たちがフェアバンクスを離れた夜には、きれいなオーロラが見られたと後で聞きました。オーロラは残念でしたが、デナリフライトや、氷河の傍までのクルーズ等、アラスカの大自然を満喫できました。

【行動記録】 
9/1:成田~シアトル~アンカレッジ 先行している、中野さんや高木夫妻を追っかけて、清岡夫婦、斉藤さんの3人でシアトル経由でアンカレッジに現地時間17:500分に到着。飛行機がANAの便でもあり、シアトルまでは退屈せずにすごすことができた。心配していたシアトルでの入国審査も問題なく通過できた。ESTAを取得していたが、聞かれることもなかった。ただ、空港が広いこともあり、アンカレッジ便への乗場への電車での移動には、少し戸惑った。また、間食でもと思ったが、簡単に買えそうなサンドイッチ類は硬そうなパンが多く諦めました。 アンカレッジ空港には、中野さんが迎えに来てくれていたため、楽にロッジまでいくことができた。ロッジは、3部屋に分かれていたが、私の部屋は最上階で自炊道具も調っており、帰りには自炊をと話をしていましたが、その場で予約変更をしなかったため、結局はその部屋は確保できなかった。夕食は、近くのメキシコ料理店でとった。量はさすがに多く、6人分は注文できなかった。

9/2:アンカレッジ~タルキートナ 朝は、B&Bのパン・卵・果物を中心とした軽食を胃に収め、タクシーでアラスカ鉄道の駅にタクシーで向かう。駅は近くではあったが、荷物もあり、歩くと大変そうである。 荷物は事前に専用車に積み込むため、乗車の際は余裕が必要である。 列車の席は大型で、ゆっくりとしたスピードで走る。車窓もあまり変化がなく退屈である。昼前に、タルキートナに到着。高木さんが迎えを頼んでいたので、歩くことなくロッジに到着する。一棟貸切で自炊道具もあるが、部屋がダブルベット、ツインと限られており、中野さんは簡易ベットで寝ることになる。また、中心部から少し離れているため、今夜は自炊と決定。 デナリ遊覧飛行の申し込みと、昼食、買出し、市内観光に出かける。歩いて5分ほどのところに、エアタクシーの申込所がある。天気はあまり良くないが、昼に申し込めば夕方は乗れると思っていたが、今日はいっぱいといわれる。明日は鉄道でデナリに向かうため心配したが、ぎりぎりの朝の席が何とか取れたため、ほっと一安心。また、ロッジの吊前を出すと割り引いてくれると言われていたが、かなりな額の割引を受けた。 中心部は、10分程度で着けた。まず遅い昼食。ビザ店が多く、宿で聞いていた店に入る。サラダと2枚のピザを頼んで6人分の昼食に十分であった。 食後、散策に川に向かう。デナリが見えるようだが、上部は雲で見えない。川の遊覧も盛んで、小型ボートがひっきりなしに、崩れそうな川岸に接岸し、観光客を船首から乗り降りさせている。レンジャーステイションや、博物館を見学。椊村直己コーナーもあった。 食料品店は1件のみで、パスタ等を買う。酒もあり、ワイン、ビールを買い込む。酒はパスポートの提示を求められた。帰りに、高木婦人が運よく別のグループでデナリ遊覧飛行を終わった知り合いに出会い、「良かった、是非飛ぶべき《と聞き、明日の期待が高まる。夕食は中野さん手づくりのパスタ料理。

9/3:タルキートナ~デナリ 朝食は、昨日の残り等で簡単に済まし、飛行場へ急ぐ。 1時間ほど、待ち合わせ室で待機する。飛行場を見ると、登山グループはコンテナに荷物を詰めたものを機体に積み込んでいた。また、氷河に降りるグループ用には貸し靴もある。頻発に発進しているかと思ったがそうでもない。 私たちの飛行機は割りと新しく、6人で貸しきり状態であった。セスナは、あまり高度を上げられないので、結局デナリの中腹の尾根を横断して飛んでいく。上部は雲で見えないが、尾根筋にかかる懸垂氷河等のすぐ近くを飛んでいく。さすがに迫力はすごい。時間の都合もあり、氷河に降りるコースではなかったが、上から見てもどこに降りるのか判らなかった。 飛行場からは、2人は直接駅に歩き、4人はロッジに戻り、荷物と一緒に駅まで送ってもらった。結局駅までは15分程度だった。駅前は、広いキャンプ場になっており大勢でにぎわっていた。 タルキートナからデナリまで、再びアラスカ鉄道の乗客になり、車内の食堂車で軽い昼食をとる。ここは、一人前がほぼ日本と同量であった。 デナリ駅から宿は、タクシーで移動。駅での待ち時間にはリスも姿を現し、時間つぶしになった。ただ、タクシーも少ないようで予約しておいて良かった。当初は駅そばのホテルを考えていたが、ホテル街まではかなりあり、歩くのは難しそうである。宿は少し離れたモーテルのようで、傍には軽食店しかないため、宿の受付でレストランへの送迎をお願いした。レストランでは、キングクラブのメニューがあり注文してみたが、日本で食べたほうがずっと良いと意見が一致した。

9/4:デナリ~フェアバンクス 朝食は6時からとの話であったが、行ってみるともう先客があり、食事をしていた。 予約したデナリ公園の周遊バスは、北側の一番短いコースだったが、満席。なお、コインロッカーもありクオーター貨で、利用できた。 バスは時々見学ポイントで止まり、昔のレンジャー小屋等は、レンジャーが当時の朊装をして説明してくれる。観光ポイントには、トイレ、車椅子が置いてある。 動物がいるとバスは止まってくれる。雷鳥は、道路そばで何回か出てきたが、他の大型動物は遠くにかすかに見えたり、近くにいても木の陰で探すのが難しく、一瞬見えただけで終わってしまった。公園は広く、バスは、全工程4時間ほど。最終点の三分の一程度で引き返した。雪山はまったく見えなかった。 昼食は、ビジターセンタで軽食をとり、再びアラスカ鉄道で、フェアバンクスに向かう。外の風景は、樹木の高さも低くなり、木々も紅葉し始めていた。 フャアバンクスの駅の荷物係りは女性、タクシー運転手も女性で、体格の立派な女性が多かった。ロッジに到着後、今後の天気もはっきりしないので、今夜オーロラツアーが可能か聞くと、知合いの日本人でツアーを提供している会社に連絡してくれ、急遽今夜出かけることにする。 体調の良くない高木さんを残して、5人で出発する。ツアー参加者は、他3人いたが、全員日本人。会社の車とタクシー1台に分乗して、郊外の観賞小屋(そばには自宅あり)で、一晩過ごすことなった。小屋は、暖房とお茶のセットがあり、寝袋も用意されている。小屋は狭いが、広い窓もある。テラスは、小屋の周りに張り巡らされており、熊の心配はないという。
小屋に着いてすぐに、山すそから空の色が少し、青みがかってき、期待が膨らむ。しかしすぐ消えてしまう。疲れたので、小屋で仮眠しながら、時々外に出て空を見上げるが、たまに一部が青みがかったかと思うと、すぐ消えてしまう。そんな状態で、一晩が過ぎてしまった

9/5:フェアバンクス市内観光 B&Bに戻り、軽い朝食をとり、一休み。この宿のオーナーは日本に滞在していたこともあり、宿には日本から大学生も滞在しており、全室日本人のようである。朝は、他のB&Bも同様であったが、スクランブルエッグと、パン、コーヒー、ジュース、果物、シリアルといったメニューである朝早く散歩してきた高木さんの案内で、トラベラーズセンタに向かい、明日の予定を検討する。市内の循環バスで、何箇所か回れるので、それを利用することに決定。また、バス料金も60歳以上は無料とわかる。 昼食は、B&Bで紹介されたタイ料理店でとる。ボリュームがあるので。評判通りおいしくはやっている店であったが、酒類は置いてなかった

9/6:フェアバンクス市内観光 今日はバスでの、市内観光。 まず、パイオニアパークに立ち寄り、外輪船や、大統領特別車両、航空機博物館等を見学。少し時間が早いためが、売店も開いてなく、閑散としていた。 次に、アラスカ大学の博物館に向かう。ここには、見物者も多く、星野さんの写真も飾られていた。遅い昼食を構内の学生食堂でとる。ハンバーガー、巻き寿司が売店に売られており、それをいただく。 循環バスで、ショッピングセンタに立ち寄り、お土産用の現地食品を購入。日本人の団体も利用していた。夜は近くのステーキハウスで。深夜、宿の庭でオーロラを待ってみると、初日同様、少し青みがったものが見えた。

9/7:フェアバンクス~アンカレッジ 後2日はここに滞在する高木夫婦と別れ、飛行機でアンカレッジに向かう。飛行機はデナリの上を通り、頂上を見ることができた。 アンカレッジに到着後、最初のB&Bに荷物を置き、白熊ツアーの事務所に明日の氷河クルーズの予約をした後、アンカレッジ動物園に向かう。動物園にはビジターセンターから無料バスが出ているが、30分以上かかる。ここも高齢者は入場料無料であった。各動物の区画は広く、一部の動物は顔が見えないものもあった。夕食は、最初の部屋が自炊できそうであったので、簡単な食材を買って帰るが、B&Bにチェックインしたら、指定された部屋が一階のロビー階になってしまい、自炊ができなくなってしまった。部屋の交換を頼んだが断られ、簡単な夕食になった。

9/8:フィヨルドクルーズ 今日はプリンスウイリアムサウンドの氷河クルーズに参加する。天気は予想に反して、晴れ。集合場所のバス待合所に、ツアー参加者は集合し、貸し切りバスで一路、港に向かう。車窓には、雪をいただいた山並みと、穏やかな海岸のコントラストが続く。キャンプ場の大規模な売店で休憩し、山を越えていく。途中には懸垂氷河の山並みが迫っている。一箇所、川沿いの鮭の遡上を見れるポイントがあって、何匹もの鮭が群れていた。ここには、数十分前には熊もいたとのレンジャー?が話していた。港へは、鉄道・道路併用のトンネルを越えるため、時間待ちがあった。 トンネルを超えると、寒々とした海が見えてくる。あいにくの小雨。クルーズ船は、約200人は乗れそうな大型船。席は、1階の前方で景色は良い。ただ、雨が悲しい。アザラシやラッコにはお眼にかかったが、熊等とは見られなかった。湾の奥に、海に懸かる懸垂氷河の側まで、船は近寄ってくれる。懸垂氷河の前で停船して、氷が崩れるのを待ってくれるようであるが、崩壊は起こらなかった。昼食は船内でチャウダーが提供された。お菓子や、昨日の残り物を持っていたため、あまりお腹もすかなかった。 夕食は、クルーズ船で知り合った日本人の単独の男女と一緒に、白熊ツアーで聞いていた店で、ステーキや、鮭等を頼んだ。ここでも量が多いため、6人で4人分で十分であった。

9/9:帰国 午後の便の中野さんと別れ、早朝の便でシアトルに向かう。シアトルからは、ANAの便であったので、何か安心感があった。空港でも、うどん屋があり、久しぶりに日本食にありつけた。 シアトル現地時間1230発。機内は日本映画との番組があり、長いフライトの退屈紛れになった。最終帰国は、9101540成田着。